交響詩岩見沢 歌詞・楽譜

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更新日:2022年04月01日

歌詞・楽譜

歌詞

序章 コタン

川は流れる ヌタクカムシュペの峯から 深い谷まをこえて 青くすみ
ひろびろと大空をうつし また 暗い密林をくぐり いくつもの支流をかかえ
水芭蕉の群落や 小鳥の巣立つ草原をよこぎり 曲がり 曲がり
清冽な水のひびきは 白砂かがやく丘をこえ はまなすの花咲く 石狩の浜にそそぐ

川は流れる 満月こうこうと波にうかび 丸木舟はくだる たくましき若者
黒髪の乙女とともに ささやきは 愛のしぶき 雁がね 首をそろえ
白鳥は 翼音高く風をきり いく組も いく組も 川や 湖に 翼を休める

第一章 村の誕生

密林は密林につづき 老木も若木も 地をうづめ 空をおうて暗く 樹ぎの息吹は
靄となり霧となり 草原もはてしなくつづく 幾春別川 底ふかく
沢のごとく地をえぐり 石狩川にそそぐ

移民たちは 初めて鋸を使い 斧をふるい 鎌をとり 鍬をふりあげた
経験したことのない 苦しみのうちに 間もなく どん慾な雪の魔手につつまれ
炉火を燃やしつつ 不安と 郷愁の夢の中で 長い冬をすごした

遠い春が 野から 山から ぬくもり こぶしは花をつけ えぞ山ざくら 山をそめ
昇る陽の光に 若葉はかおり まことに潑刺たる天地の春を迎えた
人びと初めて生きる喜びを感じた こここそが われらに与えられた約束の土地だ
彼等はふるさとに向って合掌した 手がふるえる 脚がふるえる 神代以来の大地に
初めて 種子を播いた 萠えよ 萠えよ みのれ みのれ

第二章 故郷の栄光

開拓の人びとは 執拗に誘いくる 郷愁の声をふりきり 大自然とたたかいつづけた
老いたる父母の 手は霜ぶくれとなり 血まめは固い節くれとなり
腕は柏の木よりも強く 腰は弓のように曲がっていった 灯火もなく
月と星の光で夜を送った目は うるんだ入梅の空の色だ ふるさとの子守歌で
育った子らに この土地だけが 永遠のふるさととなった

いま 父母も その頃の老人たちも もういない あの 大自然も 草原も
すみずみまで耕され 畑となり 田となり ごばんの街に ビルが建ち
学校 会館 センター 商店がならび 鉄道も 道路も 北海道の八方に通じる
天の恵みと地の豊かさを誇りとしてうけついでいる

第三章 北国の象徴

雪がふる ふる 雪がつもる つもる 厚いしとねのうえに 白樺もポプラも
落葉松も 頭をよせて 眠りつづける 雪の花ふぶきが まいにち まいにち
窓にふりかかる
雪のしとねがとけるころ 福寿草は蕾をつける 蕗のとう 頭をあげて空をのぞむ
土地はよみがえり すべての生命が萠えそめ 若きも 老いも 夢をもち
希望をもち 未来を生む わたしたちのまちは また あらたな歴史をかさねる
父母兄弟を愛し すべての人を愛し 自分の道を愛し 自然を愛し
こころに緑の森をえがき 清き湖をたたえ 明日を考え 夢を語ろう
すべての人が 住みよい 理想の聖地を築くために 黎明の光 東の山からのぼり
わたしたちのまちを照らし 夕陽は無限にうるわしく
石狩の大平原をくれないにそめる ああ青春のまち 北国の象徴のまち
現実は永久の未来である 幸ある未来に向かって 大合唱し 行進をつづけよう

楽譜

「交響詩岩見沢」ピアノ伴奏版・合唱譜(混声4部)
作詩 加藤 愛夫
作曲 川越 守
監修・浄書 MINORIN MUSIC PLACE/御法川 慎司
2011年12月監修・第4代目楽譜

この記事に関するお問い合わせ先

生涯教育課 文化・スポーツ振興係
〒068-0024 北海道岩見沢市4条西3丁目1番地 であえーる岩見沢4階
電話:0126-35-5130
ファックス:0126-25-2995


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