岩見沢アール・ブリュットギャラリー

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更新日:2025年03月31日

岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館へ移転します

2020年9月の開館以降、多くの方にご来館いただいた岩見沢アール・ブリュットギャラリーは、2025年3月28日(金曜日)をもって閉館し、2025年6月ごろに岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館へ移転を予定しています。

移転後は、松島正幸記念館の一角を専用スペースとして活用し、アール・ブリュットに関する展覧会の開催や情報発信を行う予定です。開催時期や内容は、改めてご案内します。

岩見沢アール・ブリュットギャラリー概要(2025年3月28日閉館)

「アール・ブリュット」とは、フランスの画家ジャン・デュビュッフェが1945年に提唱した概念です。「生(き)の芸術」を意味し、障がいのある人による作品だけではなく、正規の美術教育とは無縁の、既存の芸術概念や流行、伝統の枠にとらわれない作品を指しています。

岩見沢市では、多様な人々がお互いに理解を深め、支え合う共生社会の実現に向けたさまざまな取り組みを進めてきました。2010年から毎年開催している公募型の展覧会「いわみざわハート&アート」もその一環です。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、障がいのある人のスポーツだけではなく、芸術文化も盛り上げようという機運が全国的に高まり、岩見沢市でも「北海道アール・ブリュットフォーラム」や「岩見沢アール・ブリュット芸術祭2019」といったイベントを開催し、多くの方にご来場いただきました。

その後、間もなく新型コロナウイルス感染症の影響により、大勢の人に来てもらうイベントの開催が困難になる中、こうした取り組みを一過性のものとせず、芸術文化の力による多様性への理解を深めていきたいという想いから、アール・ブリュットの魅力や情報を発信する常設の展示場として、小規模ではありますが、中心市街地の空き店舗を活用して、2020年9月「岩見沢アール・ブリュットギャラリー」を開設し、2025年3月閉館までの4年半、市内外を問わず障がいのある人のさまざまな作品を全28回の企画展でご紹介させていただきました。

岩見沢市では、誰もが、障がいの有無に関わらず、共に学び、生きる共生社会の実現に向けた取り組みとして、これからもアール・ブリュットを通してアートに境界はないことを、すべての人に知っていただきたいという思いを込め、岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館内に岩見沢アール・ブリュットギャラリーを移設し、アール・ブリュットを障がい者の芸術ではなく、一つの芸術として皆さんに発信してまいりたいと考えています。

岩見沢アール・ブリュットギャラリーに作品が展示されている様子を入り口正面から撮った写真
白を基調とした展示室内の壁に作品が展示され、中央にはレゴブロックをモチーフにしたようなミニカー等で作ったオブジェが展示されている様子の写真

この記事に関するお問い合わせ先

福祉課 障がい者福祉係
〒068-8686 北海道岩見沢市鳩が丘1丁目1番1号
直通電話:0126-35-4112
代表電話:0126-23-4111
ファックス:0126-24-0294


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