ヒトパピローマウイルスワクチン(HPVワクチン)のキャッチアップ接種

ページID : 9751

更新日:2024年06月21日

HPVワクチンは、平成25年6月14日に厚生労働省より、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な痛みなどの副反応が接種後に特異的に見られたことから、適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種の勧奨を控えるよう勧告があり、市も接種の対象者またはその保護者への積極的な接種勧奨を差し控えていました。

その後、国の専門部会において最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないこと、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められ、令和3年11月26日に厚生労働省より、積極的な接種勧奨を控える状態を終了させる旨の通知がありました。さらに積極的な接種勧奨を差し控えてきた期間に定期接種の対象年齢だった方への接種(キャッチアップ接種)が決定したため、令和4年度から令和6年度までの3年間、対象者は無料で接種を受けることができます。

対象者には令和4年度にご案内しています。同封の説明書をよく読み、ワクチン接種の有効性と安全性などについて十分理解した上で、接種を検討してください。

HPVワクチン接種の指定医療機関は案内に記載していますが、接種を希望する方は、必ず医療機関に確認の上、受診してください。

キャッチアップ接種

対象

平成9年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女性のうち、過去にHPVワクチンの接種を合計3回接種していない方

  • 住民票が岩見沢市にある方が対象です

接種可能な期間

令和7年3月31日まで

今年度でHPVワクチンのキャッチアップ接種は終了します。接種完了まで半年程度かかるため、接種を希望する方は早めの接種を検討してください。

費用

無料

ただし、接種可能な期間を過ぎた場合は有料(任意接種)となります。

HPVワクチン

HPVワクチンは、ヒトパピローマウイルスの感染を予防します。また、子宮頸がんを予防する効果があることも分かってきています。公費で受けることのできるHPVワクチンは、2価・4価のワクチンで50から70パーセント、9価のワクチンで80から90パーセントの子宮頸がんの原因を予防します。

ワクチンの種類

サーバリックス(2価)

効能と効果

ヒトパピローマウイルス16型、18型に起因する子宮頸がんおよびその前駆病変を予防します。

回数(間隔)

計3回(1回目を0か月として、2回目は1か月後、3回目は6か月後)

ガーダシル(4価)

効能と効果

ヒトパピローマウイルス16型、18型に起因する子宮頸がんおよびその前駆病変を予防します。また、ヒトパピローマウイルス6型、11型に起因する尖圭コンジローマ(いぼ)を予防します。

回数(間隔)

計3回(1回目を0か月として、2回目は2か月後、3回目は6か月後)

シルガード(9価)

効能と効果

ヒトパピローマウイルス16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型に起因する子宮頸がんおよびその前駆病変を予防します。また、ヒトパピローマウイルス6型、11型に起因する尖圭コンジローマ(いぼ)を予防します。

回数(間隔)

計3回(1回目を0か月として、2回目は2か月後、3回目は6か月後)

注意事項

  • HPVワクチンの種類は3種類あります。いずれかを選択してください。すべて3回接種となり、接種完了までに約6か月間の期間がかかります
  • 原則、同じ種類のワクチンを3回とも使用しますが、令和5年4月以降より、9価HPVワクチンが導入されましたので、2価(サーバリックス)、4価(ガーダシル)の接種を既に開始し、1回または2回分の接種が残っている方は、9価(シルガード)を選ぶことができます。3回接種することで十分な効果が得られるため、きちんと接種しましょう
  • 過去に接種した回数、使用したワクチンが分からない場合は、接種を担当する医師と相談の上、残りの回数と使用するワクチンの種類を決めて頂きます

健康被害が起きた場合

接種後に体調の変化が現れた場合は、接種を受けた医療機関などの医師にご相談ください。HPVワクチンについては、接種後に生じた症状の診療に関する協力医療機関が設置されています。協力医療機関の受診は、接種を受けた医師またはかかりつけの医師にご相談ください。

極めて稀ですが、予防接種を受けた方に重い健康被害を生じる場合があります。日本で承認されているすべてのワクチンは、ワクチン接種によって医療機関で治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害が残ったりなどの健康被害が生じた場合は、申請し認定されると、法律に基づく救済(医療費・障害年金などの給付)が受けられます。

子宮頸がんの予防と早期発見のために

ワクチンでは防げないHPV感染もあるため、HPVワクチン接種の有無に関わらず、20歳を過ぎたら2年に1回の子宮がん検診を忘れずに受診しましょう。検診は、インターネットで予約できます。

過去に任意接種を受けた方へ

キャッチアップ接種の対象期間中は必要な回数の接種を受けることができますが、過去に定期接種の期間外での接種(有料の任意接種)を済ませている方には、接種費用を払い戻しします。

対象

  • 平成9年4月2日から平成17年4月1日生まれの女性のうち、令和4年3月31日までの間に任意接種(有料)で子宮頸がん予防ワクチン(2価:サーバリックスまたは4価:ガーダシル)を接種した方
  • 令和4年4月1日時点で岩見沢市に住民票がある方

令和4年4月以降に有料で接種した方は、岩見沢保健センターまでお問い合わせください。

申請方法

申請書に必要事項を記入し、提出書類とあわせて岩見沢保健センターへ持参または郵送

提出書類

  • 被接種者の氏名、住所、生年月日が確認できる書類の写し(申請者と被接種者が異なる場合は双方のもの)
  • ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請書
  • 領収証(原本)
  • 振込口座の通帳の写し
  • 過去の接種歴がわかるもの(母子健康手帳の予防接種欄の写しなど)

接種を証明できる書類が必要です。領収証、過去の接種歴が分かるもの、接種証明書のいずれかでも申請できる場合がありますので、保健センターまでお問い合わせください。

接種医療機関が確認できる場合は、自身で医療機関へ問い合わせ、接種に関する証明書の発行が可能かについてご確認ください。証明書の発行が可能な場合は「ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書」を医療機関で記入してもらい、提出してください。

申請書など

受付期間

令和4年4月1日から令和7年3月31日

申請・問合先

岩見沢保健センター

〒068-8790 岩見沢市4条西3丁目1番地 であえーる岩見沢3階
電話 0126-25-5540

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり推進課
〒068-0024 北海道岩見沢市4条西3丁目1番地 であえーる岩見沢3階
電話:0126-25-5540
ファックス:0126-25-5524


このページに対するお問い合わせ

みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか