中国との交流01

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更新日:2022年04月01日

中国との交流

記念植樹の際に撮影された、樹木が並ぶ芝生での岩見沢日中友好協会の写真

岩見沢日中友好協会は、平成15年に創立40周年を迎え、故 原 正市氏が中国天津農学院から譲り受け、持ち帰ってきた中国原産のライラック40本、碧桃3本を東山公園に、ライラック3本、碧桃2本を岩見沢農業高校・原正市氏胸像脇に記念植樹しました。

微笑みを見せる、故 原 正市氏のバストアップの写真

岩見沢出身で、市内に在住されていた故 原 正市 氏は、北海道庁、北農中央会を退職後、64歳から、2002年に85歳で亡くなられる直前まで、中国での稲作指導にその生涯を捧げられました。黒龍江省を皮切りに中国33省のうち30省を21年間で63回訪中され、在華日数は、1,800日を超えました。

原 正市氏胸像建立記念 1996年8月28日

水稲作での畑苗移植栽培と窒素質肥料の肥効率の高い施肥法の指導により、米の収量は、飛躍的に伸びました。黒龍江省を例にとると、水田面積が20万ヘクタールから140万ヘクタールに増え、面積当たり収量が2倍に増え、総生産量は、14倍になりました。中国全土では、原氏の指導により、米が200万トン以上増産されたと言われています。この実績と、自ら裸足で水田に入り指導する姿から、中国の人々から「洋財神(ヤンサイシェン)」(外国から来て懐を豊かにしてくれた神様)と呼ばれ、慕われました。
この功績に対して、中国国家政府や地方政府から数多くの表彰を受けられ、中国政府から外国の個人に初めて贈られた胸像が、母校である岩見沢農業高校に設置されています。

東山公園の道の両側に植樹された北京毛白楊の写真

原先生の稲作指導を縁として、中国各地との交流が行われています。
1997年~1998年に、北京林業大学から、「北京毛白楊」が寄贈、購入され、3メートルほどまで育てたもの120本を2000年~2001年に市民の手により、東山公園に植樹しました。

2002年に行われた記念植樹において土を掘っている様子の写真

2002年4月に、天津農学院からライラックと碧桃を譲り受け、原先生が持ち帰ってきたものの内、同年10月19日に、日中国交正常化30周年を記念して、碧桃5本を東山公園灌漑溝上に植樹しました。
原先生は、その日、碧桃が植えられることを確認したかのようにお亡くなりになりました。

2003年の春にきれいな花を咲かせた碧桃の写真

この碧桃は、翌2003年春には、きれいな花を咲かせました。

2003年6月7日に行われた植樹の様子の写真

そして、市の緑のセンターで一冬を過ごし、少し成長したライラックと碧桃をこの項の冒頭に掲載しましたとおり、2003年6月7日に植樹しました。

2003年7月3日

2003年7月3日に天津農学院の崔教授が木に水をあげている様子の写真

ライラック・碧桃の贈り主である天津農学院 崔教授が、生育状況を見に来岩し、木に水をあげてくれました。

2004年6月21日

2004年6月21日に来訪した陳陽進氏を団長とする訪問団が胸像に献花された際の写真

岩見沢農業高校に設置されている原正市氏の胸像を贈呈された、中国国家外人専門家局の現在の副局長である陳陽進氏を団長とする訪問団が訪れ、胸像に献花をされました。

2004年9月22日~29日

岩見沢日中友好協会創立40周年記念訪中団の活動のなかで、「中日友好~岩見沢日中友好協会40周年訪中団植樹記念」の前で握手を交わしている様子の写真

岩見沢日中友好協会創立40周年記念訪中団に市長も参加し、天津市津南区、承徳市、瀋陽市を訪問、故原正市氏の偉大な足跡をたどりました。

詳しくは以下のリンクからご覧ください。

2004年12月2日~3日

2004年12月に瀋陽農業先端技術開発区管理委員会・楊樹副主任をはじめとする皆さんが来道された際の写真

9月の訪中の際にお会いした瀋陽農業先端技術開発区管理委員会・楊樹副主任をはじめとする皆さんが来道され、岩見沢や空知管内の市町村で、食品加工企業の視察を行いました。

2005年3月28日~29日

有名な書道家でもある李副市長から贈られた書を手に記念撮影する様子の写真

前年12月に来訪した先遣隊に続いて、藩陽市 李 宝権 副市長を団長とする訪問団が訪れました。空知支庁長、岩見沢市長との再会を喜び、市内で食品加工業視察、農業協同組合の皆さんと懇談、長沼町の北海道立中央農業試験場を視察しました。岩見沢の特産品「三升漬」などをとてもおいしいと召し上がりました。
有名な書道家でもある李副市長から贈られた書を手に記念撮影

2005年6月16日~17日

交流が続いている天津市から、孫海麟副市長、天津農学院 崔教授他12名の訪問団が来岩し、原正市氏胸像、碧桃・ライラックを見学、道立中央農試岩見沢試験地を視察、米の食味向上のための研究を岩見沢の稲作専門家の方の力を借りて開始したいという提案がされました。

色とりどりの模様が描かれた品物とともに撮影された訪問団の写真
天津市からの訪問団による水やりの様子の写真
道立中央農試岩見沢試験地の視察において機材の前で説明を受ける訪問団の写真

2005年8月22日

瀋陽市から3月の訪問団に続いて、瀋陽農業科学院瀋陽農業科学院 盧 文経 院長をはじめとする研究グループ5名が、農業視察のため来岩し、いわみざわ公園バラ園、道立中央農試等を視察、農協制度について研修されました。

瀋陽農業科学院瀋陽農業科学院 盧 文経 院長をはじめとする研究グループ5名が並んでいる写真
2005年8月22日にホテルサンプラザの前で撮影された、訪問団を含む7名が並んでいる写真

2005年9月9日

中国対外友好合作服務センター 常務顧問 李 鉄民氏(前中国駐札幌総領事)他2名の皆さんが来岩され、農協の皆さんとの情報交換等を行われ、渡辺市長、岩見沢日中友好協会の皆さん達と旧交を温めました。

中央に国旗が据えられた机を挟んで向かい合い行われている、李 鉄民氏他2名の皆さんと農協の皆さんとの情報交換の写真
2005年9月9日に食事の並べられた机を囲み旧交を温めている様子の写真

2006年5月17日~18日

2006年5月に藩陽市からの訪問団が訪れた際、瓦屋根の建物の前で握手している様子の写真

2004年9月に、渡辺市長が訪中した縁で、昨年来訪された藩陽市 李 宝権 副市長を代表とする12名の訪問団が来岩され、市内で食品加工業の視察や、農協の皆さんとの懇談会を行い、農業の協力、発展について話をされました。

2006年8月28日

2006年8月28日に食品加工業の視察をされる人民政府団4名の写真

今年5月に来岩された瀋陽市から、人民政府団4名が訪問され、市内や近郊の食品加工業の視察をされました。

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総務課 総務係(国際交流担当)
〒068-8686 北海道岩見沢市鳩が丘1丁目1番1号
直通電話:0126-35-4814
代表電話:0126-23-4111
ファックス:0126-23-9977


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