旧国鉄万字線鉄道資料展示室(朝日コミュニティ交流センター)
展示室
大正3年11月11日に室蘭線の支線として開業した国鉄万字線は、昭和60年4月1日の廃止をもって、70余年の歴史に幕を閉じました。
岩見沢市及び栗沢町を含め、空知一帯の山岳地は、明治時代から石炭の埋蔵量が極めて多い地域として政府や北海道開拓使から注目され、石炭産業の開発が当時の国力増強の屋台骨を支えてきました。
万字線は、沿線炭鉱からの石炭輸送を中心に、開業から昭和30年代の後半まで活気に満ちてきましたが、その後のエネルギー革命により石炭産業に斜陽化の波が押し寄せ、炭鉱経営の合理化や閉山が相次ぎ、産業の衰退とともに人口の流出も続いたことで、ついには国鉄再建策の一環として、第1次赤字ローカル線廃止対象線に指定されるに至りました。
地域に愛された万字線の歴史は、常に沿線住民の生活の向上発展や地域産業の繁栄とともに歩むものであり、その歴史と感謝の思いを末永く後世に残し伝えるため、本展示室を開設します。
所在地
朝日コミュニティ交流センター内ギャラリー(岩見沢市朝日町176)
開館時間
都合により休館する場合があります。あらかじめご了承ください。
平日
午前9時から午後4時
土曜日・日曜日、祝日
午前10時から午後3時
この記事に関するお問い合わせ先
- みなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2024年02月27日