インバウンド対応
近年、外国人が日本を訪れるインバウンドが増加しており、令和7年1月には市内にも多くの外国人旅行者が訪れ、雪景色や雪遊びを楽しむ姿が多く見られました。一方で、私有地への無断立ち入りなどのマナー違反や車道・軒下での写真撮影といった危険行為も一部発生しました。こうした行動の多くは悪意によるものではなく、マナーや文化、生活習慣の違いから起きてしまうものです。
岩見沢を訪れる方々に楽しく安全に過ごしてもらうため、そして市民の皆さんが気持ちよくお迎えできるようにするためにも、互いの文化や習慣を理解し合うことが大切です。
市は、外国人旅行者へのマナー啓発や危険行為への注意喚起を進めていますので、ご理解とご協力をお願いします。
よくある文化やマナーの違い
私有地への侵入
たとえ私有地であっても、所有者に迷惑をかけない限り立ち入ってもよいとする国もあります。
ごみのポイ捨てや分別に対する意識
「掃除は専門の人がするもの」と考える国もあり、公共の場でのポイ捨てに対する意識が日本ほど厳しくない場合があります。また、そもそも分別の習慣がなく、一括して捨てられるケースも見られます。
声の大きさ
大きな声で話すことが「明るく元気な印象」を与えるとされている国も多く、公共の場や交通機関の中でも遠慮なく大きな声で会話することがあります。
食事のマナー
あえて料理を少し残すことで、「お腹いっぱいになるほど、もてなしていただいた」という感謝の気持ちを表す文化の国もあります。
トイレの使い方
水圧が弱いことや水に溶けにくいトイレットペーパーを使用しているため、トイレットペーパーをトイレに流さず、備え付けのゴミ箱に捨てることが習慣となっている国もあります。
インバウンドの対応で困ったら
多言語通訳アプリを活用する
マナーや文化の違いによる認識のずれも、会話によって解決することが多くあります。翻訳アプリを活用することで、外国人と気軽にコミュニケーションを取ることができます。
マナー啓発チラシの活用
立入禁止などの注意喚起を多言語で掲示することも効果的です。下記から市が作成したチラシをダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
110番通報
外国人旅行者とトラブルが発生した場合は、110番通報をしてください。
インバウンドがもたらす期待できる効果
経済効果
インバウンドによる消費は、飲食、宿泊、レジャー、小売など幅広い分野に広がり、企業の売上増加や利益向上のほか、税収増加にもつながります。
雇用創出
インバウンドの増加により宿泊施設や飲食店をはじめ、観光関連のさまざまな分野で需要が高まり、地域の新たな雇用創出が期待がされます。
国際交流
外国人旅行者との交流を通し、地域住民が異文化に触れる機会が増えることで、地域と世界をつなぐ相互理解がより一層深まります。
公共交通
インバウンドによる利用増加により、鉄道や路線バスなどの地域公共交通の利用機会が広がり、安定的で持続可能なサービス提供が期待されます。
岩見沢市の取り組み
マナー啓発の推進

岩見沢警察署と連携し、マナー啓発を目的とした注意喚起チラシを作成しました。駅舎内での掲示やデジタルサイネージを活用した発信、来訪者への配布などを行っています。
多言語化やSNSを活用したプロモーション
岩見沢市観光協会ホームページや観光ガイドブックの多言語対応のほか、SNSを活用して市内観光情報を発信するなど、外国人旅行者の誘客を促進しています。
この記事に関するお問い合わせ先
観光物産振興課
〒068-8686 北海道岩見沢市鳩が丘1丁目1番1号
直通電話:0126-35-4568
代表電話:0126-23-4111
ファックス:0126-32-0135
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更新日:2025年11月26日