起業して自分のお城を持つ幸せ2

ページID : 8916

更新日:2022年04月01日

カフェ店内でコーヒー豆や小物類が並ぶ棚の前に立っている矢島幸子さんの写真

矢島 幸子 さん

飲食店オーナー。三重県桑名市出身。北海道医療大学に進学し、札幌の社会福祉施設に勤務中、ご主人との出会いがあり結婚した。障がい者就労支援事業所から2017年独立、障がいのある方が働くカフェをオープンさせた。

  • 独立したきっかけは?
    今、カフェは、障がいを持った方が地域に溶け込んで働ける場となっています。独立したのは、自分一人で会社をつくろうという気持ちではなく、福祉に対する同じ思いをもった仲間がいて、その願いを叶えたいと思って一念発起しました。
  • 大変だったことは?
    障がいのある方が通勤しやすいように、交通の便のいい岩見沢の中心部でお店をやりたいと思ったのですが、なかなか広いスペースが見つからず物件探しに苦労しました。商品も、自分たちが作りたいものではなくて、お客様が望んでいるものをリサーチして、東京や札幌など岩見沢の外側のプロの方から客観的な指導を受けて開発しています。
  • 岩見沢にきて仕事をするようになって変わったことはありますか?
    仕事がら、いろんな商品をつくりますが、札幌にいたときは特産物が何かは考えませんでした。今は、畑で何が採れて農家さんがどうやって出荷しているのか見えるようになって、農産物の豊かさと感謝を感じています。
  • 幸せな瞬間は?
    スタッフや仕事をしている障がいを持った方、一人一人が自己実現していく姿を見る時、幸せを感じます。これからも障がいのある方が一緒に地域で暮らせるような環境づくりをしていきたいです。
  • ところでお仕事がない時は何をしていますか?
    実は内向的なので(笑)、家でひっそりしています。数年前新築した家はスペースが広いんですよね。夫も私もそれぞれ忙しい日々、気持ちにゆとりの持てる空間で過ごせるのは岩見沢だからこそだと思います。