雨の日に起きるトイレのトラブルについて

• 強い雨が降るとトイレからゴボゴボ音がする。便器の水が溢れそうになる。
• 雨が止んでからトイレから下水臭がする。

雨が強く降っている時やその後には、トイレからゴボゴボ音がして水が流れにくくなる現象が起こることがあります。下水道本管内に雨水等が勢いよく流れ込み、管内の空気が家側の排水設備に押し戻されること原因です。雨水の影響がなくなってくると自然に回復しますが、空気と一緒に水が飛び散ることがありますので以下の方法での対応をお願いします。
また、下水道本管内に流れる水が少なくなる時には排水設備の管内にある空気が吸い出される現象が起きてトラップ封水が少なくなり、下水道本管内の臭気がトイレに入り込むこともあります。

• 便器の蓋は閉めておいてください。濡れて困るものは一時的に撤去することをお勧めします。
• 便器内の水位が高くなってきたらラバーカップを時々使用すると便器内の水位が低くなることがあります。無い場合は、便器内の水を汲んで風呂場の床排水等に流してください。
• 大きめのビニール袋に水を入れて口を縛ったものを便器内に置くと、重い蓋の代わりになって空気の逆流を防ぐことが出来ます。なお、ビニール袋は、トイレには流さないでください。
• トラップ封水が少なくなった場合は、水を足してください。
• トイレに臭気が入り込んだ場合は、換気をしてください。
• もし可能なら、敷地内の掃除口の蓋を少しずらして、管内の空気を逃がしてください。掃除口が深い場合がありますので安全に気を付けて無理をしないでください。

(注意)市販の通気防水型桝蓋に交換する方法もあります。詳しくは、市指定下水道工事業者に相談してください。
下水処理には時間がかかりますので雨が止んでもしばらくは影響がありますが、回復しない場合は下水道管等が詰まっている場合がありますので、市担当にご連絡ください。