岩見沢市の農業

岩見沢市は北海道の中西部、空知地方の広大な石狩平野の中央に位置しています。岩見沢市の農業は、その恵まれた大地の恩恵を受け、北海道有数の稲作地帯として発展してきました。耕地面積19,700ヘクタールの広大で肥沃な土地と石狩川水系の豊富な水を生かし、稲作を中心として畑作、野菜、果樹、花卉などの幅広い農産物を生産しており、道内有数の食料供給地域として多彩な農業を展開しています。

地域的には、立地条件に恵まれた空知地方の行政・経済の中心地で、札幌市と新千歳空港からそれぞれ約40キロメートルの距離と、物流環境や交通機関も充実しています。平坦な地域では水稲・小麦・大豆や玉葱・白菜など、広い農地を活用した土地利用型農業が特徴であり、丘陵地域では、果樹や醸造用ぶどうが栽培されるなど、圃場や土壌条件に合わせ、地域特性を生かしたさまざまな取り組みが行われており、特に基盤整備に伴い水稲直播の導入による田畑輪換を可能とした空知型輪作体系の確立や、イベント・直売などによる地産地消などの取り組みが進んでいます。

農家戸数は高齢化に伴い減少が進み、担い手対策が急務となっていますが、経営規模については拡大する農家が増え、1戸当たりの農地は増加を続けています。担い手不足や労働力不足問題への対策として、手厚い支援整備による農業後継者の確保を行っているほか、規模拡大への対応や省力化によるコスト縮減を目的として、農業気象サービスや高精度位置情報などのICT技術を活用して農作業の効率化・省力化を図る、スマート農業の先進地域として全国に先駆けて普及促進に取り組んでいます。

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農務課 農業振興係
〒068-8686 北海道岩見沢市鳩が丘1丁目1番1号
直通電話:0126-35-4481
代表電話:0126-23-4111
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更新日:2024年11月08日