岩見沢市の新規就農支援制度

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更新日:2025年09月10日

岩見沢市の支援体制

「岩見沢市農業後継者対策協議会」を構成する関係機関・団体が新規就農者を支援しているイメージ図

岩見沢市は、農家を志す方々を支援するため、JAなどの関係機関・団体を構成団体とする「岩見沢市農業後継者対策協議会」を設置し、相談、体験・研修、就農、経営安定のステップに応じた支援を行っています。

新規就農時の年齢が45歳未満(農業に3年以上従事していた場合などは50歳未満)で、農業経営者となることに強い意欲を持っている方が支援の対象となります。

支援内容

STEP1:相談支援

新規就農に向けた疑問や不安を解消します。

岩見沢市農務課や道内外で開催される就農相談会などで、研修制度、住宅、農地に関する疑問などをご相談ください。

問合先

農政部農務課農業経営係 0126-35-4467

STEP2:体験・研修支援

研修支援

1.短期農業体験研修(2泊3日)

農業に関心があり、就農を検討している方を対象に短期農業体験研修を実施しています。農作業の体験を通して、農業や農村地域への理解を深めていただきます。

令和7年度の短期農業体験研修は終了しました。

2.見極め体験研修(6か月)
  • 10件ほどの農家を2週間単位で回り、さまざまな作物や作業を経験することができます
  • 自分が農家としてやっていけるのか、また、受入農家側から見て農家としてやっていけるのかを双方から見極めるための研修です
  • 作りたい作物が決まっていない方も、複数作物の作業を実際に経験することができるので、研修を通して作りたい作物を決めることができます
令和8年度研修生の募集期間予定

令和7年11月末〜令和7年12月末

体験期間

4月〜9月(6か月)

募集人数

2人程度

3.実践的農業研修(2年間)
  • 原則見極め体験研修終了後の10月から2年間の研修です
  • 1年目は農家のもとで、地域農家との交流を行いながら、岩見沢市での農業の1年を経験します
  • 2年目は作りたい作物を研修用園芸ハウスを用いて、種蒔きから収穫・販売まで実際に経験します
  • 研修期間中、農作業を行うことが難しい冬期間は、経営や栽培技術に関する座学のほか、岩見沢市の支援を活用して、農業機械の研修を農業大学校などへ受講しに行くことも可能です
対象者

見極め体験研修を修了した研修生

体験期間

10月〜翌々年9月(2年間)

金銭的な支援

STEP3:就農支援

農地、住宅などを一緒に探します!

農地の取得

岩見沢市の実践的研修を修了した新規参入者は、全員農地を確保できています。

通常、農家以外で農地の売買や賃借を行うことはできませんが、岩見沢市の実践的研修を修了した方は、農家と同様に農地売買や賃借を行うことができます。

農地の売買、賃借時には岩見沢市の支援制度(農用地取得支援、農用地賃借料支援)を活用することができます。

住宅の取得

住居の新築や改装には、岩見沢市の支援制度(住宅取得等支援)を活用することができます。

農業設備・機械の取得

設備投資は国の支援制度(経営発展支援事業)を活用することができます。

金銭的な支援

STEP4:経営安定支援

  • 営農相談
  • 巡回指導など

金銭的な支援

各支援は、見極め体験研修を経て実践的農業研修を行う方が対象です。

詳しくはお問い合わせください。

就農前・研修期間中

岩見沢市の支援(新規就農サポート事業)

1.就農進学支援

対象者:新規学卒者・Uターン者

補助額:年額、上限12万円

補助期間:4年以内

2.短期研修支援

対象者:新規参入予定者・新規参入者・新規学卒者・Uターン者

補助額:1研修当たり上限6万円(1人当たりの回数に制限なし)

補助期間:就農開始から概ね3年以内

3.大型免許取得支援

対象者:新規参入予定者・新規参入者・新規学卒者・Uターン者

補助額:入学金相当額、上限4万3千円

補助期間:就農開始から概ね3年以内に1回

4.就農技術習得支援

対象者:新規参入予定者

補助額:月額10万円

補助期間:2年間

5.家賃助成支援

対象者:新規参入予定者

補助額:月額、家賃の3分の2以内、上限3万円

補助期間:2年間

国・北海道の支援

6.就農準備資金

対象者:新規参入予定者

補助額:年額150万円(月額12万5千円)

補助期間:2年間

7.その他

対象者:新規参入予定者

大型特殊免許取得支援、共済保険掛金助成

就農後 (就農は研修終了後から1年以内に)

岩見沢市の支援(新規参入支援事業)

8.農用地貸借料支援

対象者:新規参入者

補助額:年額、貸借料の2分の1以内、上限20万円

補助期間:就農開始から5年間

9.公租公課相当額支援

対象者:新規参入者

補助額:農用地および施設の固定資産税相当額

補助期間:就農開始後最初の賦課年度から3年間
10.経営安定支援

対象者:新規参入者

補助額:月額10万円

補助期間:2年間
11.住宅取得支援

対象者:新規参入者

補助額:住宅購入増改築費の2分の1以内、上限50万円

補助期間:就農開始から5年以内に1回
12.ビニールハウス等導入支援

対象者:新規参入者

補助額:資材等の購入費用の2分の1以内、上限150万円

補助期間:就農開始から5年以内に1回
13.生産条件整備支援

対象者:新規参入者

補助額:圃場整備等(土壌改良含む)の費用の2分の1以内、上限100万円

補助期間:就農開始から5年以内に1回
14.農用地取得支援

対象者:新規参入者

補助額:取得価格の5分の1以内、上限150万円

補助期間:就農開始から5年以内に1回

12.ビニールハウス等導入支援、13.生産条件整備支援は、国・北海道の支援「16.経営発展支援事業」対象外時のみ利用可能

国・北海道の支援

15.経営開始資金

対象者:新規参入者(個人経営、法人経営)・第三者農業経営継承

補助額:年額150万円(月額12万5千円)

補助期間:3年間

16.経営発展支援事業

対象者:新規参入者(個人経営、法人経営)・第三者農業経営継承

補助額:機械・施設等の購入費用(補助対象事業費上限500万円)の4分の3以内(上限375万円)

17.青年等就農資金貸付

対象者:新規参入者(個人経営、法人経営)・第三者農業経営継承

就農促進のための資金の貸付

就農を目指す上での不安要素

農地の確保

岩見沢市は北村・岩見沢・栗沢の3地区に分けることができ、新規参入者は栗沢の中山間部(上幌、茂世丑など)で就農することが多いです。研修中の段階で、希望通りの農地を取得できるよう、市や農業委員、受入農家で調整を行っています。これまでの新規参入者は研修終了後間もなく農地の取得ができていますが、必ずしも希望どおりの農地を取得できるとは限りません。

資金調達

岩見沢市で農業を始めるには、見極め体験研修に申し込む段階で、自己資金500万円あることが一つの要件となっています。また、認定新規就農者となった場合は、青年等就農資金の対象となり、施設・機械や資材の購入などに活用できます。

作物

岩見沢市では酪農以外どの作物でも受け入れしていますが、基本的には小さい面積で高収益な作物(主にミニトマト、キュウリ)から始めることを推奨しています。米・麦・大豆などの土地利用型農業が主流ではありますが、費用面などから新規参入のハードルが高いです。

また、醸造用ブドウを用いたワインでの就農は、農地の要件・費用面・技術面などから新規参入のハードルが高いです。

販売先

新規就農者は実績がないため、飲食店などに飛び込み営業をしても相手にされないことがほとんどのため、初めのうちは主にJAに出荷しつつ、親方や知り合いの農家などを通じて徐々に人脈を築いていき、独自の販売ルートを確保することが大切です。

どれくらい稼げるか

新規参入者全体の農業所得額は、令和6年調査時点で208万8千円です。概ね100万円以上300万円未満が目安となります。

この記事に関するお問い合わせ先

農務課 農業経営係
〒068-8686 北海道岩見沢市鳩が丘1丁目1番1号
直通電話:0126-35-4467
代表電話:0126-23-4111
ファックス:0126-23-9977


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