日本遺産「炭鉄港」

ページID : 5767

更新日:2023年01月16日

「炭鉄港」とは

黒で「炭鉄」で水色で「港」と書かれ、上部が緑色で下部が青色の「炭鉄港」のロゴマーク

空知の炭鉱、室蘭の鉄鋼、小樽の港湾、それらをつなぐ鉄道を舞台に繰り広げられた産業革命の物語です。
関連する産業遺産が「本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命『炭鉄港』~」として、令和元年5月20日、文化庁より日本遺産に認定されました。

申請者:赤平市、小樽市、室蘭市、夕張市、岩見沢市、美唄市、芦別市、三笠市、栗山町、月形町、沼田町、安平町(計12市町)

「炭鉄港」ストーリーの概要

明治の初めに命名された広大無辺の大地「北海道」。
その美しくも厳しい自然の中で、「石炭」・「鉄鋼」・「港湾」とそれらを繫ぐ「鉄道」を舞台に繰り広げられた北の産業革命「炭鉄港」は、北海道の発展に大きく貢献してきました。
当時の繁栄の足跡は、空知の炭鉱遺産、室蘭の工場景観、小樽の港湾そして各地の鉄道施設など、見る者を圧倒する本物の産業景観として今でも数多く残っています。
100キロメートル圏内に位置するこの3地域を原動力として、北海道の人口は約100年で100倍になりました。
その急成長と衰退、そして新たなチャレンジを描くダイナミックな物語は、これまでにない北海道の新しい魅力として、訪れる人に深い感慨と新たな価値観をもたらします。

岩見沢市の日本遺産構成文化財

炭鉱の記憶マネジメントセンター石蔵

煉瓦造りの古い建物の前に車が停まっている写真

1909(明治42)年に建築された石蔵で、鉄道により繁栄した時代の面影を今も残しています。2009(平成21)年から市民団体により「炭鉱(やま)の記憶」のインフォメーションセンターとして運営されています。

  • 所在地:岩見沢市1条西4丁目3
  • 問い合わせ:NPO炭鉱の記憶推進事業団(0126-24-9901)
  • 公開状況:公開

旧北海道炭礦鉄道岩見沢工場(岩見沢レールセンター)

赤レンガ造りの建物の前に木が立っている写真

道内で唯一、現役で稼働する鉄道レールの工場です。
1899(明治32)年に建設され、道内JR路線に使用されるレールの検査、補修、加工などを一手に引き受けています。
レンガ造りの建物壁面には北炭の社章(コバルト色の円の中に赤い星)が残っています。

  • 所在地:岩見沢市有明町中央
  • 問い合わせ:北海道旅客鉄道株式会社鉄道事業本部(011-700-5800)
  • 公開状況:外観のみ観覧可能

朝日駅舎

旧国鉄万字線の朝日駅として使われていた駅舎

1919(大正8)年に開駅した、国鉄万字線の駅舎です。1955(昭和30)年には選炭機増設など出炭増加に備えた設備投資が行われたことに対応して、1956(昭和31)年に駅舎を改修しました。1985(昭和60)年万字線廃止に伴い廃駅となりました。
1999(平成11)年、駅舎周辺が万字線鉄道公園として整備されB20形蒸気機関車が東山公園から移設されました。

  • 所在地:岩見沢市朝日町176
  • 問い合わせ:岩見沢市建設部公園緑地環境課(0126-23-4111)
  • 公開状況:外観のみ観覧可能

岩見沢操車場跡地

二股に分かれている鉄道の線路の写真

1922(大正11)年に建設が始まった貨車操車場で、1926(大正15)年には5線群からなる操車場が完成しました。
かつては東北以北最大の操車場と言われていましたが、石炭貨物輸送と電気機関車牽引列車の廃止により1994(平成6)年に廃止されました。

  • 所在地:岩見沢市大和1条1丁目~8丁目、同2条2丁目・3条3丁目・4条4丁目・4条7丁目

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

企画室
〒068-8686 北海道岩見沢市鳩が丘1丁目1番1号
直通電話:0126-35-4834
代表電話:0126-23-4111
ファックス:0126-23-9977


このページに対するお問い合わせ

みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか