雷管石
歴史と科学の館 岩見沢郷土科学館

展示案内
日本初の雷管石 ~岩見沢市奈良町産~
発見日時 | 昭和43年(1968)6月6日午前10時 |
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発見場所 | 岩見沢市奈良町 鷲の沢合流地点より約800メートル |

雷管石(らいかんせき)とは?
雷管石は”雷が落ちて、一瞬のうちに岩石や土壌が溶けて、ガラス化したもの”といわれています。
形は木の根のようですが、木の根が変化したものではありません。
アフリカのサハラ砂漠やアメリカの大西洋沿岸では発見されていますが、日本では今までに発見の例がありませんでした。
下の写真が岩見沢で発見された雷管石の展示部分です。

展示品重量 | 約60キログラム(推定全重量 約230キログラム) |
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性質 | 天然ガラス質(黒曜石・十勝石状)、黒、濃緑、緑、黄緑、茶、紫、白など |
周辺岩石 | 中部えぞ層群三笠層:珪質シルト岩 |
形状 | 木の根状 幹部の最大経:31センチメートル |
これまでは、”雷管石の生成には、「6億ボルト」の落雷エネルギーが必要”とされ、 日本では下降気流と上昇気流が入り乱れて積乱雲の中に電気がたまる電圧がアフリカやアメリカよりも低く、 「200万ボルト~1億ボルト」のエネルギーしかないといわれ雷管石はできないとされていました。
その後の調査・研究の結果、発見された石は閃雷岩(せんらいがん)またはロック.フルグライトと呼ばれる雷管石であると結論づけられました。 このことにより、岩見沢で発見されたカミナリ石はわが国で最初に発見されたものであり、 日本最大の雷管石であることが証明されました。
岩見沢郷土科学館
住所 | 〒068-0833 岩見沢市志文町809番地1 |
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電話 | 0126-23-7170 |
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更新日:2022年04月01日